妊娠率(2023年度 身原病院実績)
年間実施件数
の実績
保険適用スタート
不妊症の定義と受診の目安
日本産科婦人科学会によると、「不妊症」とは妊娠を望む健康な男女が避妊をしないで性交をしているにもかかわらず、1年間妊娠しない場合をいいます。
ただし、これはあくまで目安であり、次のような場合は1年待たずに早めの受診が推奨されます。
早めの受診をお勧めする場合
- 女性が35歳以上の場合は妊活開始から半年を目安に受診
- 月経不順(周期が35日以上または25日以下)がある方
- 過去に子宮内膜症・子宮筋腫・性感染症の治療歴がある方
- 精液検査で異常が指摘されたことがある方
- 以前の妊娠・流産の経験がある方
年齢は不妊治療において非常に重要な要素です。女性の卵子は年齢とともに数・質ともに低下します。「まだ若いから」「もう少し様子を見て」と先延ばしにするよりも、気になることがあれば早めに専門医に相談することが大切です。
不妊の原因
不妊の原因は女性側・男性側・両方・原因不明に分類されます。統計的なデータでは以下のように分布します。
不妊の原因は男女ほぼ同率であるため、カップルで一緒に検査を受けることが重要です。
女性側の主な原因(約40%)
- 排卵障害
- 多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)などホルモンバランスの乱れ。月経不順の方に多く見られます
- 卵管障害
- 卵管の閉塞・癒着による通過障害。クラミジア感染症の既往や子宮内膜症が原因となることがあります
- 子宮因子
- 子宮内膜症・子宮筋腫・子宮内膜ポリープなどによる着床障害
- 加齢による卵子の質低下
- 年齢とともに卵子の数・質が低下します。特に35歳以降は影響が顕著です
- 子宮頸管因子
- 頸管粘液が少なく精子が子宮内に進入しにくい状態
男性側の主な原因(約30%)
- 造精機能障害
- 精子の数が少ない(乏精子症)、運動率が低い(精子無力症)、形態が正常でない(奇形精子症)など
- 精路通過障害
- 精子の通路の閉塞や狭窄により精子が射精されない状態
- 性機能障害
- 勃起障害(ED)や射精障害など
- 精索静脈瘤
- 精巣の静脈の拡張により精子の質が低下する状態
不妊検査の種類
不妊治療を始める前に、まず原因を調べる検査を行います。検査は保険適用で受けられます。
AMH検査(抗ミュラー管ホルモン)
卵巣の予備能力(残っている卵子の数の目安)を血液検査で調べます。治療計画を立てる上で重要な指標です。
ホルモン検査
FSH・LH・E2・TSH・プロラクチンなどのホルモン値を血液検査で確認します。排卵障害や甲状腺機能の問題を調べます。
超音波(エコー)検査
子宮・卵巣の形や大きさを確認します。子宮内膜症・子宮筋腫・卵巣嚢腫などの異常も確認できます。
卵管造影検査
卵管の通過性を確認する検査です。卵管閉塞・癒着の有無を調べます。本院(身原病院)にてスムーズに受けられます。
精液検査
精子の数・運動率・形態を調べます。男性不妊の最も基本的な検査です。本院(身原病院)にてスムーズに受けられます。
感染症検査
クラミジア感染症など不妊に関係する性感染症の検査を行います。必要に応じてパートナーとともに受けることをお勧めします。
※上記以外にも、必要に応じて追加の検査を行います。詳しくは初めての方へのページをご覧ください。
治療の種類(ステップアップ療法)
不妊治療は、身体への負担・費用が少ない治療から始め、結果に応じて段階的に高度な治療へ進む「ステップアップ療法」が基本です。年齢・検査結果・費用を考慮しながら、段階的に治療を進めていきます。
-
STEP 01
保険適用
1周期数千円〜 -
STEP 02
保険適用
1回5,000〜2万円 -
STEP 03
保険適用
(本院で実施) -
STEP 04
保険適用
(本院で実施)
| 治療法 | 概要 | 目安期間 | 実施場所 |
|---|---|---|---|
| タイミング法 | 超音波・ホルモン検査で排卵日を予測し、最適なタイミングをお伝えします | 3〜6周期 | 当院 |
| 人工授精(AIH) | 精子を洗浄・濃縮して子宮内に直接注入します | 4〜6周期 | 当院 |
| 体外受精(IVF) | 採卵した卵子と精子を体外で受精させ、子宮に戻します | 個人差あり | 本院(身原病院) |
| 顕微授精(ICSI) | 顕微鏡下で精子を卵子に直接注入します | 個人差あり | 本院(身原病院) |
どの段階から始めるかの判断
必ずしもタイミング法から始める必要はありません。年齢・不妊原因・治療歴によっては、人工授精や体外受精から始めることもあります。例えば以下のような場合は早めの高度治療が推奨されます。
- 38歳以上で妊娠希望の方
- 卵管閉塞が確認されている方
- 重度の男性不妊がある場合
- 卵巣機能(AMH値)が著しく低い方
保険適用の概要
2022年4月〜不妊治療が保険適用になりました
2022年4月の診療報酬改定により、以下の治療が健康保険の適用対象となりました。
- タイミング法(排卵誘発剤の使用を含む)
- 人工授精(AIH)
- 体外受精(IVF)
- 顕微授精(ICSI)
- 胚凍結・融解胚移植
対象年齢:治療開始時点で女性が43歳未満
自己負担:3割負担
注意:治療回数・年齢等の条件があります
詳しくは費用・保険適用ページをご覧ください。
心理的サポートの重要性
不妊治療は身体的な負担だけでなく、精神的な負担も大きい治療です。治療が長引くことによるストレス、周囲の妊娠報告への複雑な感情、パートナーとの意見の違いなど、心の揺れは自然なことです。
- 不安や疑問は遠慮なく担当医にご相談ください
- パートナーとともに受診・相談することをお勧めします
- 治療の方針や見通しを一緒に確認し、安心して治療を進めましょう
- 治療を続けるかどうか、ステップアップするかどうかの判断は、お二人のペースで行っていただけます
当院では、お一人おひとりのペースを大切にした丁寧なカウンセリングを心がけています。「何となく不安」という段階でも、お気軽にご相談ください。
桂駅前 Mihara Clinicの特徴
外来診察・タイミング法・人工授精は当院で
排卵モニタリング・タイミング指導・人工授精(AIH)は桂駅前 Mihara Clinicで行います。阪急桂駅から徒歩約1分のアクセスで、お仕事帰りにも通いやすい環境です。
体外受精・顕微授精は本院(身原病院)へスムーズに移行
体外受精・顕微授精などの高度生殖医療が必要になった場合は、本院(身原病院)にてスムーズに受けていただけます。桂クリニックから本院への紹介もスムーズに行っているため、安心して治療を続けていただけます。
身原病院グループ50年の実績
身原病院グループは京都府下の産婦人科グループとして50年以上の実績があります。凍結胚移植妊娠率41.7%(2023年度 身原病院実績)の実績を有し、生殖医療専門医・胚培養士が連携してサポートします。
夜間診療あり・完全予約制
火・木曜は19時まで診療しており、お仕事をお持ちの方も無理なく通院できます。完全予約制のため待ち時間が少なく、プライバシーにも配慮しています。WEB予約・LINE予約に対応しています。
各治療ページへのリンク
- TIMING METHODタイミング法
- AIH人工授精
- IVF体外受精
- ICSI顕微授精
- AMH TESTAMH検査
- EGG FREEZING卵子凍結
- ENDOMETRIOSIS子宮内膜症
- BRIDAL CHECKブライダルチェック
